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信仰の生涯

2Chr. 14:11 アサは自分の神、主を呼び求めて言った。「主よ、力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたには変わりはありません。私たちの神、主よ、私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に向かって来ました。主よ、あなたは私たちの神です。人間が、あなたに力を行使することのないようにしてください。」


 たとえゴールが見える数メートル付近まで来ていたとしても、ゴールインしなければマラソンは完走にはならりません。信仰生活も同じで、私たちは死に至るまで忠実に生きる必要があるのです。


 主は主により頼む者を探しています。そして、絶えず私たちの祈りの声を聞くために全地を見渡しておられます。


「歴代誌16:9 神はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々にみ力をあらわしてくださるのです。」


 口語訳「第二歴代志16:9主の目はあまねく全地を行きめぐり、自分に向かって心を全うする者のために力をあらわされる」(霊ルアッハ、魂ネフェシュ、心レブ、肉)


主は主に頼る者を助けてくださるのです。小さな祈りにたいしても耳を傾けてくださいます。(娘2歳初めて祈りの姿)

アサ王はイスラエルで41年間王でした。

2Chr. 14:1 アビヤは先祖とともに眠りにつき、人々は彼をダビデの町に葬った。

彼の子アサが代わって王となった。彼の治世になって十年の間、国は平穏であった。


平穏の理由は彼は信仰心に熱い王だったためです。

アサが王に即位した時、彼の時代の始めの10年は、平穏だったことがわかります。

(第二歴代志14:1-5)


2Chr. 14:3 彼は異教の祭壇と高き所を取り除き、石の柱を砕き、アシェラ像を切り倒し、

2Chr. 14:4 ユダの人々に命じて、彼らの父祖の神、主を求めさせ、その律法と命令を行わせた。


彼はあらゆる偶像を、イスラエルの国から取り除いた数少ない王の一人でした。

アサは、信仰深い王であり、主の目にかなう良いことを行ったと記されています。


主が彼に安息を与えられたので、当時数年の間、国は平穏を保ち、

彼と戦う者はいませんでした。


アサ王自身、今ある祝福は信仰に歩んだ結果であり、

神が周囲の国からの守りと安息を与えていると確信していたのです。


ある時、エチオピアのゼラフが100万を超える大群で攻めてきました。

アサ王には約30万の兵力がありましたが、到底太刀打ちできるものではありません。

絶対絶命とも言える状況の中、アサ王はすぐさま大胆に信仰を持って神により頼んだのです。

2Chr. 14:11 アサは自分の神、主を呼び求めて言った。「主よ、力の強い者を助けるのも、力のない者を助けるのも、あなたには変わりはありません。私たちの神、主よ、私たちを助けてください。私たちはあなたに拠り頼み、御名によってこの大軍に向かって来ました。主よ、あなたは私たちの神です。人間が、あなたに力を行使することのないようにしてください。」


神の前には人間の強い弱いは関係ありません。私たちが御心に生きるならば勝つのです。

これは現代に生きる私たちも共通する真理です。


「第二歴代誌14:12 そこで主はアサの前とユダの前で(クシュ)エチオピヤびとを撃ち敗られたので、エチオピヤびとは逃げ去った。

14:13 アサと彼に従う民は彼らをゲラルまで追撃したので、エチオピヤびとは倒れて、生き残った者はひとりもなかった。主と主の軍勢の前に撃ち破られたからである。ユダの人々の得たぶんどり物は非常に多かった。 」


そして、そのエチオピアを打ち破った勝利と偶像を捨て去るアサ王を見て、

神がアサ王とともにおられることを確信して、

当時敵対関係にあった北イスラエル王国から民が集まってきたのである。


「第二歴代15:9 さらに、彼はユダとベニヤミンのすべての人々、および、エフライム、マナセ、シメオンから来て彼らのもとに身を寄せている人々を集めた。彼の神、主が彼とともにおられるのを見て、イスラエルから多くの人々が彼をたよって来たからである。」



その後、神のみを信じるという誓いに、民は喜び、平安と祝福を受けたのです。

2Chr. 15:15 ユダの人々はみなその誓いを喜んだ。それは、彼らが心のすべてをもって誓いを立て、ただ一筋に主を慕い求め、そして主がご自分を彼らに示されたからである。主は周囲の者から守って彼らに安息を与えられた。


・大勝利を与えられ、多くの民が集まってきたアサ王は高ぶることはなかった。

そして、神に対する忠実さは留まりません。


「第二歴代誌15:16 アサ王の母マアカがアシェラのために憎むべき像を造ったので、彼は王母の位から彼女を退けた。アサはその憎むべき像を切り倒し、粉々に砕いて、キデロン川で焼いた。

第二歴代誌15:17 高き所はイスラエルから取り除かれなかったが、アサの心は一生涯、完全であった。 」


とあり、偶像を打ち砕き例え母であっても

偶像礼拝者に国を司らせるようなことはしなかったのです。

徹底して、神とともに歩む姿勢が分かります。


しかし、晩年事件が起こります。


2Chr. 16:1 アサの治世の第三十六年に、イスラエルの王バアシャがユダに上って来て、

ラマを築き直し、ユダの王アサのもとにだれも出入りできないようにした。


「第二歴代誌16:2 ダマスコに住むアラムの王ベン・ハダデのもとに送り届けて言った。

16:3「私の父とあなたの父上の間にあったように、私とあなたの間に同盟を結びましょう。ご覧ください。私はあなたに銀と金を送りました。どうか、イスラエルの王バシャとの同盟を破棄し、彼が私のもとから離れ去るようにしてください。」

16:4 ベン・ハダデはアサ王の願いを聞き入れ、自分の配下の将校たちをイスラエルの町々に差し向けたところ、彼らはイヨンと、ダンと、アベル・マイム、および、ナフタリに属するすべての倉庫の町々を打った。16:5 バシャはこれを聞くと、ラマを築くのを中止し、その工事をやめさせた。 」


2Chr. 16:7 そのとき、予見者ハナニがユダの王アサのもとに来て、彼に言った。

「あなたはアラムの王に拠り頼み、あなたの神、主に拠り頼みませんでした。

それゆえ、アラム王の軍勢はあなたの手から逃れたのです。

 

 アサ王はイスラエルの王バシャに攻められた時、ある策を思いつきました。

それは、アラムの王(スリア)王に賄賂を送り、

イスラエル王国との同盟を破棄さ背後から攻め込ませたのです。


 そのためバシャ王はラマの砦建築を中止し、

アラムと戦うべくやむなく北へと引き返しました。


その結果、アサ王はラマの砦を破壊し、

ラマの石材と木材を手に入れて国境を

ラマよりも北にあるミツバに移動させたのです。


アサ王は優れた政治的手腕を振るい勝利を得ましたが、神は喜ばれなかったのです。

予見者ハナニを通し、なぜ以前のように神に頼らなかったのかと忠告しました。

しかし、彼は予見者ハナニの忠告を受け入れないどころか、

ハナニに足かせをつけ牢獄に入れてしまったのです。


 その後、足の病気となりましたが、私たちはその理由を考える必要があります。

それは「この足の病は主は彼をご自身の元に招くためのものであったと考えられる。」

歩けない中で、彼が悔い改め神に立ち返ることを期待していたのだと思います。


彼がなぜ足の病気となったのか、彼自身が一番よくわかっていたはずである。

なぜなら、予見者ハナニに足かせをつけたのは彼であり、

自分のやったことが自分自身に返ってきていると気づくことができたと思います。


しかし、彼は神により頼むことをぜずに頑なに医者のみに頼りました。

これは医者に頼ってはいけないわけではなく、問題は神に頼らないということにあります。

彼は晩年このようにして葬られましたが、

アサの生涯は私たちに大きな教訓を与えるます。


神は人の手による成功を好まないことがわかります。

アサ王の政策は非常に成功したので、

王としては評価されるべきことでしょう。


アッシリアやバビロンの王であれば

アサ王の政治的手腕はよかったのかもしれません。


しかし、神は神の民に対して、

ご自身に依り頼むことを望んでおられるのことがわかります。


私たちの心は本当は何を頼りにしているのでしょうか。

「権力によらず、能力によらず、我が霊によって、」という言葉があります。

主に頼る信仰生活を学ばなくてはいけません。


口語訳「第二歴代志16:9主の目はあまねく全地を行きめぐり、

自分に向かって心を全うする者のために力をあらわされる」


神は神に依り頼むことを求めています。

主により頼み神とともに行動するものを探しているのです。


私たちの心は神以外に方に向くことがあります。

しかし、神は神ご自身に心を向ける者の祈りに答えてくださるのです。


アサは自分で成功を収めた時に、心が高ぶり神から退けられてしまいました。

アサのように一時だけだけ神と一致して歩むのではなく、

一生涯神と共にいきましょう。


私たちはただ一筋に主により頼み、

思いも心も言動も、神と一生涯一つである者でありたいです。


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